料飲店トレンドと繁盛店事例

2019年2月12日

【開業ラッシュの商業施設。その特性と注目の料飲店は?】

vol.2 二重橋スクエア

2020年の東京オリンピック開催に向けて再開発が進む東京。それに合わせ、商業施設の開業ラッシュが続いています。

近年、ますます「食」コンテンツの注目が高まり、商業施設では、アパレルや雑貨などの小売店よりも料飲店テナントを誘致するケースが以前に比べて格段に増えています。

ここ1年ほどで開業した商業施設について紹介するシリーズ企画。今回は、丸の内の新たなランドマークを目指す、「二重橋スクエア」について紹介&考察します。

二重橋スクエア
(東京・丸の内)
二重橋スクエア
二重橋スクエア外観

二重橋スクエアは2018年11月8日に開業。ビル名は「丸の内二重橋ビル」で、「二重橋スクエア」とは、ビル内の地下1階から2階の商業ゾーンを指す。ビルは地下4階・地上30階、高さ約150mで、店舗部分の面積は約2,700㎡です。

商業ゾーン「二重橋スクエア」では、アパレルから飲食まで、日本初出店や新業態の店舗を含む25店舗、うち飲食は17店舗が営業している。

3棟のビルを一体型施設として再生

「丸の内二重橋ビル」は、いずれも完成から50年前後が経過し、老朽化が進んでいた「富士ビル」「東京商工会議所ビル」「東京會舘ビル」の3棟を、一体型のビルとして建て替えとして登場した建物。
「東京商工会議所」エリアには、500席規模で大規模な国際会議にも使えるカンファレンスホールが、「東京會舘」エリアは2,000名規模の宴会が可能なバンケットや披露宴会場やチャペルなどを有する。

コンセプトは「本物志向の大人のためのこだわり空間」

商業ゾーン、「二重橋スクエア」のコンセプトは「本物志向の大人のためのこだわりの空間」。
世界的に著名なパティシエ、ピエール・エルメ氏の「ピエール・エルメ」、世界的レストランターを標榜するアラン・ヤウ氏による「YAUMAY(ヤウメイ)」や、シカゴ発のステーキ店「Morton's The Steakhouse(モートンズ ザ ステーキハウス)」とくに、海外ブランドが目立つ。いずれもアッパーな業態でコンセプトの「本物志向」を表している。

丸の内のエリートワーカーや来街者などをターゲットに、“丸の内ブランド”の一端を担うビルとなるだろう。

~ 注目店紹介 ~
2「YAUMAY」ヤウメイ
(独創的点心専門店)
店内写真
「YAUMAY」店内

ロンドンの伝説的レストラン「ハッカサン」や「パーク・シノワ」を手掛けた、“世界一のレストランター”を標榜するアラン・ヤウ氏による、独創的点心が楽しめるレストラン。開業にあたり、アラン・ヤウ氏は海外でヘッドシェフを務めていた名だたる4名のシェフを招致。精鋭チームで作る極上の点心ということで、話題性は抜群だ。

運営は、石川県を中心に多様な店舗を展開するアイエムエムフードサービス。同社代表の河村征治氏は元グローバルダイニングの副社長を務めた人物だ。最近では、商業施設「渋谷ストリーム」をはじめ、各地でレモネード専門店「LEMONADE by Lemonica(レモネード バイ レモニカ)」を展開し話題になっている。

料理写真
「ヴェニソンパフ-鹿肉のパイ包」

118席を有する広々とした空間にラグジュアリーなデザインは、グローバルダイニングが得意とする大箱レストランを彷彿とさせる作りだ。日本の寿司店からインスパイアされ、中華には珍しい1枚板のカウンター席も用意する。

メニューは、「ヴェニソンパフ(鹿肉の点心)」をはじめ、点心が全20品と多くは用意せずに厳選したラインナップ。一流シェフたちによる美食に、鹿児島豚などの日本の素材も取り入れつつ、日本独自のエッセンスを加えた独創的点心がそろう。

DATA

運  営
アイエムエムフードサービス
電話番号
03-6269-9818
営業時間
11:00~15:00(LO14:30)、17:00~23:00(LO22:30)
席  数
118席
URL
http://immfoodservice.com/shops/yaumay/
2「Morton's The Steakhouse」モートンズ ザ ステーキハウス
(ステーキハウス)
店内写真
「Morton's The Steakhouse」店内

「Morton's The Steakhouse(モートンズ ザ ステーキハウス)」は、1978年にアメリカ・シカゴで創業し、アメリカを中心に世界で75店舗を展開するステーキブランドの日本初上陸店。

「ヤウメイ」同様、大箱レストランで、ダークトーンを基調にしたシックで格式高さを感じさせる内装デザイン。メインフロアにはテーブル席やラウンド型のソファ席、カウンターなど多様な席配置。個室も備え、接待や大切な会食など、丸の内で求められる利用シーンに対応する。

「ポーターハウスステーキ」

「Morton's The Steakhouse(モートンズ ザ ステーキハウス)」は、1978年にアメリカ・シカゴで創業し、アメリカを中心に世界で75店舗を展開するステーキブランドの日本初上陸店。

同店では、アメリカ農務省の格付けでアメリカ国産牛の中でも2~3%にも満たない最上級品質の「プライム」グレードのビーフを仕入れ、21~28日間かけて熟成。特注のブロイラーオーブンを使用し、500℃以上で一気に焼き上げる、名物の「ポーターハウスステーキ」や「NYストリップステーキ」、「フィレステーキ」などを提供する。ドリンクはソムリエ厳選のワインがウリで、200種類以上が揃う。

DATA

運  営
クリエイト・レストランツ・ホールディングス
電話番号
03-6270-3900
営業時間
11:00~15:30(LO14:30)、17:00~23:30(LO22:30)
席  数
160席
URL
http://mortons-jp.com/

ご注意

※掲載店について、カクヤスとの取引の有無は関係ありません。

※取材時点での情報です。

※最新の営業状況は店舗にお尋ねください。

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