2018年10月15日
やっぱり強い!焼き肉業態のニュータイプ有力店
Vol.5は「やっぱり強い!焼き肉業態のニュータイプ有力店」。昔から飲食業界で人気コンテンツである焼肉ですが、時代が流れても根強い人気は相変わらず。老舗だけでなく、新世代経営者がリードする新しい焼き肉スタイルも台頭しています。今回は、若い世代のニーズにも応え、マーケットを拡大させたニュータイプの有力焼肉店の事例を紹介します。
三越前駅から徒歩1分ほど、日本橋三越本店やコレド室町などの商業施設が立ち並ぶ大通りを抜けたにあるのが「BarBies(バービーズ)」。運営は、日本橋人形町の「炭火焼肉 燈花(トウカ)」(現在はビル建て替え中につき休業中)、水天宮前の「YAKINIKU&WINE TO-KA HANARE(トウカ ハナレ)」の人気焼肉店を展開するCURRENTだ。
店内は1階と地下1階に分かれる。「エレガント、カジュアル、リッチ」をコンセプトに、“何を食べても旨い店”をテーマに、階ごとにそれぞれ異なるスタイルで肉を食べさせる。1階は生肉やBBQグリルで焼く塊肉がウリの「BarBies Grill(バービーズ グリル)」。地下1階は、お客が卓上で肉を焼くスタイルの焼肉が楽しめる「Yakiniku Barbies(ヤキニク バービーズ)」。
1階「BarBies Grill」は客単価6,000円を想定し、バルのような雰囲気で比較的カジュアルな利用を促すのに対し、「Yakiniku Barbies」はゆったりと焼肉を楽しみたいニーズにこたえるつくりで、客単価は8,000円。
両フロアとも提供する料理はすべて地下1階のアイランドキッチンで調理を行い、使用する食材もほぼ共通。保健所から生肉扱いの許可も取得している。
同社がこれまで焼肉業態で培ってきた肉の仕入れ力や、保健所許可による生肉料理というキラーコンテンツを武器に、感度の高い人が集まる三越前エリアで話題になっている。
DATA
- 住 所
- 東京都中央区日本橋本石町1-1-9
新日本橋ビル B1F - 運 営
- 株式会社CURRENT
- 坪数・席数
- BarBies Grill:16坪・27席
Yakiniku Barbies:24坪・39席 - 客 単 価
- BarBies Grill:6,000円
Yakiniku Barbies:8,000円 - 開 業 日
- 2018年4月10日
2014年10月、戸越銀座にオープンした「炭火ホルモン焼のネバーランド」は、地域密着の人気焼肉店。そのすぐ真裏に、2018年7月、姉妹店として「炭火焼肉ホルモン 裏ネバーランド」がオープンした。七輪を置かず、スタッフが調理したメニューを提供する「ネバーランド」に対して、「裏ネバーランド」では七輪を置いてお客が焼く定番の焼肉スタイルを楽しめる。至近距離ゆえに焼肉の提供スタイルを変え、フード、ドリンクともに全て別のものを用意し、棲み分けを図っている。
もともと1号店目をオープンしたときから、肉をスタッフが焼く業態と、セルフ焼肉業態の2店舗を至近に作る構想はあったという。偶然、真裏の物件が空いたことでその構想は現実となった。
「炭火焼肉ホルモン 裏ネバーランド」は、10坪の店内にコの字カウンターと小上がりの座敷で21席。客席には七輪を設置し、お客が肉を焼くセルフクッキングスタイルの焼肉を楽しませる。
芝浦直送の肉は「牛タン」(980円)や「マルチョウ」(650円)「シマチョウ」(780円)などの新鮮な牛ホルモンをはじめ、「カルビ」(1,180円)、「ハラミ」(890円)などの赤肉や「カシラ」(490円)などの豚ホルモンも合わせて30種以上。
人気メニューの「名物 “裏” ロース!!」(890円)は、サシがほどよく入った牛ロースを薄切りにして提供。2、3枚を一気に七輪で焼く。
「皿うどん牛タンミートソース」(780円)など、イタリアン経験のあるオーナーによる遊び心ある変わり種メニューも人気。また、ドリンクはビールやハイボール、日本酒、ワイン、店のおすすめオリジナルドリンクとバラエティ豊かに計40種以上を用意。
DATA
- 住 所
- 東京都品川区戸越2-7-6
戸越銀座商店街 - 坪数・席数
- 10坪・21席
- 客 単 価
- 4,000円
- 開 業 日
- 2018年7月7日
ご注意
※掲載店について、カクヤスとの取引の有無は関係ありません。
※取材時点での情報です。
※最新の営業状況は店舗にお尋ねください。